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□ フリクションロスとパワーの計算

(注意)
商品を購入、個人で取付けセッティングを行う際には各個人の責任の上に作業をお願いします。 購入、セッティングに際してなにかトラブルが発生しましても作者は一切責任を負いません。

 

☆ブーストアップで400ps!?

車雑誌の広告などで、BNR32のブーストUP(1.2キロ)+CPUチューン+吸排気系ライトチューンで 400psオーバーなんでのが良く載ってますね。これって不思議に思ってました。
BNR32はノーマル時、最大ブースト0.75で最高出力280psなので、単純計算にするとブースト1.2キロでは400psオーバーしないからです。

280×2.2/1.75 = 352ps => 50ps足りない^^;

でも吸排気系のライトチューンとCPUチューン等があるから400psを越えられるのか?と考えていました。
ノーマル過給時、吸排気系+CPUチューンで320ps(+40ps)でていたと仮定すると、

(280+40)×2.2/1.75 = 402ps

となり400psオーバーする事ができます。
ノーマル過給で+40psは非現実的じゃないけれど、広告の中には420〜430ps出しているというSHOP(マシン)もあるし、はずれエンジンの場合はノーマルで270ps程度しかパワーの出ていないエンジンもあることを事を考慮すると、吸排気系+CPUチューンだけで、 40〜60psはアップさせる必要が有ります。

☆ところが・

吸排気系のチューンて言っても、エアクリーナーと車検対応マフラーの組み合わせでは幾ら CPUチューニングを行ったとしても、ノーマル過給圧で+40〜60psは限界に近いし、限界に近いチューニングは、やはり耐久性に問題がでてきます。本当にこれだけで+50前後でる?かも疑問です。 従って、ブースト1.2キロで400psオーバーを望むのは、ちょっと厳しいと考えていました。

しか〜し、以下の様に計算するとどうでしょう?

(280+73)×2.2/1.75 − 73 = 370ps

となります。吸排気系+CPUチューンで+25ps(超現実的な数字)だと仮定すると、

(280+25+73)×2.2/1.75 − 73 = 402ps。

です。+40ps(現実的な数字)だと

(280+40+73)×2.2/1.75 − 73 = 421ps

となります。もし、+60ps(無理をすれば出る数字?)だと、

(280+60+73)×2.2/1.75 − 73 = 446ps

となり、ブーストアップとしてはかなりハイパワーです。 そう、ブースト1.2もかければ400psオーバーするのは当然のなのです。 では、この 73 って言う数字は何かというと、 これがフリクションロスです。

☆フリクションロス

フリクションロスの定義は、エンジンがその回転を保つ為に必要なパワーです。 BNR32の最高出力時回転数のフリクションロスは約73psだそうです。カタログ値である 280psはこのフリクションロスを引いた値であるため、RB26DETTは最高出力時353ps出ていることになります。 ブーストUPを行っても、最高出力回転数とエンジン自体が変わらなければ、この73psと言うフリクションロスの値は変わりません。(この数字は回転数に依存しているから) 従ってブーストUP後のおおよその値を計算をする場合には、このロスを考慮しなければなりません。

さて、ST205の場合ではどうでしょうか。ノーマル255ps、吸排気系+燃調で20psUP、ブーストメーター読みでブースト0.95掛かっているとします。フリクションロスは市販車のエンジンの場合だいたい最高出力の25%位(レース用エンジンの場合は市販車の半分位)なので60psと仮定します。

(255+20+60)×1.95/1.8 − 60 = 302.9ps 

となります。(この計算は正確な数値を基にしていないのであくまでも目安です。)

つまりブーストUPする時の目標出力は、上記の要領で計算すればおおよその数値を導き出すことが出来ます。 つまり、ブーストUP時のパワー計算時にはフリクションロスを考慮しなければなず、単純比例計算よりにパワーが出ると言うことになります。


ただし、この計算式ではブースト圧=吸入吸気量として計算してあり、充填率も100%として 計算している。あくまでセッティングを行う際の参考でしかない。 ここにあることを参考にセッティングを行ってエンジンブローなどを起こしても一切責任はもて ませんので、あしからず。

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